新年のご挨拶
皆々様、お揃いで新年をお迎えのことと存じます。明けましておめでとうございます。
中国武漢で2019年12月、原因不明の肺炎が発生して1年余り、“コロナ”が私たちの生活や世界のあり様を一変させました。
収まる気配のないコロナ禍の中、新年が始まりました。戦後豊かさを求めた人は、自然を浪費し続けてきたのかもしれません。
わが園も行事の中止縮小を余儀なくされています。
改めて、自然の芽吹く草花や、春の柔らかな日差しの中で育ちゆく子ども達の日常の小さな幸せ、今日を生かされる喜びに、感謝の念でいっぱいです。
感染防止に気を配り短縮で行われた運動会。無心の園児たちは生命のエネルギーを込め、広いトラックを力いっぱい走り、生き生きとダンスを発表しました。
玉入れ代表の園児が大きな旗を掲げ“赤組には負けないゾ!”“白組には負けないゾ!”と宣誓する大音上に、並み居る大人は未来への希望に胸が震えました。
みんなで待ちこがれた「おゆうぎ会」、一人一人が成長の姿を発表しました。高い舞台で伸び伸びと表現するすばらしさ、フィナーレのうたと手話の発表とお礼の言葉。
改めて、目には見えない緊急事態のコロナ禍に胸を痛め、父母への感謝と今の状況への心中の痛みを感じさせる歌、素晴らしいメッセージに涙し感動しました。
自然の光は平和の中で平等に降り注ぎます。すべての人々が一人一人思いやり、寛容、知恵を出し、友達や家族に会えることの当り前、助け合うことの大切さに思い至り、このコロナ禍を乗り越え、令和の歴史を前に進めましょう。
丑年にちなみ、「牛の歩みも千里」とか。
慎重に忍耐強く、皆様と一丸となって喜びの “春がきた” へ
子ども一人一人の違いに大切に寄り添いながら、園職員一同、一日も早く日本中、世界中が幸せな一年になりますよう、天の神様に祈って止みません。
皆様のご理解とご協力を、昨年同様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。